はじめに
秘湯ブームの火付け役であり、今なお「一度は行きたい秘湯ランキング」で常に上位に君臨するのが、秋田県の「乳頭(にゅうとう)温泉郷」です。その中でも最も古い歴史を持つ「鶴の湯温泉」は、茅葺き屋根の本陣が並び、まるで江戸時代に迷い込んだかのような風情が楽しめます。
鶴の湯の歴史と情緒あふれる佇まい
鶴の湯温泉は、寛永15年(1638年)に秋田藩主の佐竹義隆も湯治に訪れたと記録が残る名湯です。宿のシンボルとなっている「本陣」と呼ばれる建物は、かつて警護の武士が詰めていた場所で、今も宿泊客室として利用されています。 夜になるとランプの灯りが宿を照らし、静寂の中に川の音だけが響く景色は、まさに秘湯そのものです。
4つの異なる源泉と乳白色の露天風呂
鶴の湯の素晴らしいところは、同じ敷地内に「白湯」「黒湯」「中の湯」「滝の湯」という、泉質の異なる4つの源泉が湧き出ている点です。 名物となっている大きな混浴露天風呂には「白湯」が引かれており、見事な乳白色(青みがかった白)をしています。温泉成分が濃く、足元からぷくぷくと自噴する湯に浸かっていると、旅の疲れがみるみる溶け出していくのを感じられます。お湯が濁っているため、入ってしまえば体が見えないので混浴のハードルも比較的低めです。
名物「山の芋鍋」で体を中から温める
鶴の湯を訪れたら絶対に外せないのが、食事で提供される名物「山の芋鍋」です。地元特産の山の芋をすり潰して団子にし、山菜やキノコ、地元の豚肉と一緒に味噌仕立てのスープで煮込んだ鍋は絶品。囲炉裏を囲んでいただく夕食は、旅の思い出をより一層深いものにしてくれます。
アクセス情報
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住所: 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林5
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アクセス: JR田沢湖駅より羽後交通バス「乳頭温泉行き」で約35分、「アルパこまくさ」バス停下車。そこから宿の送迎バス(要予約)で約15分。
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駐車場: あり
まとめ
利便性を削ぎ落とした先にある、本物の贅沢。乳頭温泉郷・鶴の湯は、豊かな自然と質の高い源泉、そして日本の原風景が完璧な形で調和した最高の秘湯です。日常のご褒美に、極上の乳白色の湯に身を委ねてみませんか。
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